2014年5月4日日曜日

Lenovo ThinkPad X240 レビュー(キーボード&UltraNav)

私は「TrackPointのみを使用する」設定のボタンサイズをフルで使ってますが、X240の6段キーボード&5ボタンUltaNavの良いと感じた点・悪いと感じた点。

良い点

  1. Home・End・PgUp・PgDnが独立キー。また、右Alt・Ctrlキーがある点。
  2. 2段階の白色LEDなキーボードバックライト内蔵。
  3. 指に馴染む、表面が窪んだキートップ。
  4. 使い勝手の割りと良いタッチパッドでのスクロール(2本指・1本指エッジスクロールとカイラル円形スクロール)。*
  5. タッチパッドでのジェスチャー。
  6. TrackPointでのマウス操作・スクロール。
  7. 読取り精度の高い指紋認証。
 * 中でもカイラル円形スクロールは、大きめのタッチパッドということもあり便利。ドライバのバグなのか、「TrackPointのみ使用」でも設定すると使える。

悪い点

  1. FnLk時、Endキーとして押すには「Fn」+「End」の同時押しが必要な点。(「End」単独でInsert)*
  2. コンテキストメニューキーが無い点。**
  3. UltraNavのクリック機能周りの仕様。
  4. 3と関連して、TrackPoint操作時に(マウスでいう)中クリック/ホイールクリック機能が無い点。
  5. たまにTrackPointの移動を止めてもカーソルがドリフト、稀にカーソルがどっかに飛ぶ。***
 *HomeキーはFnLk時も単独でOKなのに…
**「Shift」+「F10」でも同等ではあるが、X240ではFnLkしないと「Fn」含めて3点押しになる。一方、FnLkすると1番目の悪い点が出てくるので、キーボード操作中に不便。
***私物のLOOX U/B50Nでもカーソルドリフトは起きるので、スティック型ポインティングデバイスの宿命だとは思っていますが。

UltraNavドライバについて(ドライババージョン 18.0.7.40)

  • 「TrackPointのみを使用する」時に1本指エッジスクロール・カイラル円形スクロールを有効にする

「TrackPointのみを使用する」時、1本指エッジスクロールの各チェックボックスはグレーアウトして設定できませんが、グレーアウトしててもチェックボックスにチェックが入ってれば有効になります。
まず「タッチパッドとTrackPointを使用する」か「タッチパッドのみを使用する」にした後、「拡張」の「スクロール」で各種設定してから「TrackPointのみを使用する」にすることで有効になります。
  • タッチパッド操作有効時の「3本指クリック」

は、タッチパッド操作中にタッチパッド上部で3本指でクリックすることで有効。TrackPoint操作時には無効になる。

2014年5月3日土曜日

Windows版RTLSDR Scannerの導入方法

必要なモノ
  • Pythonが扱える環境(Windows,Linux,Mac OS X)
  • RTLSDRが使えるUSBチューナードングル(RTL2832U+E4000など)
  • 必要に応じた受信アンテナ
各リンク
RTLSDR Scanner公式関連
  • 公式サイト(http://eartoearoak.com/software/rtlsdr-scanner)
  • ソースコード(https://github.com/EarToEarOak/RTLSDR-Scanner)
  • Windows用インストーラー(http://sourceforge.net/projects/rtlsdrscanner/)
  • Zadig(http://zadig.akeo.ie/)

Windows環境で最低限DLする必要があるソフトは、下記の2つ
  • Windows用最新インストーラー(http://sourceforge.net/projects/rtlsdrscanner/files/latest/download)
  • OSに適したZadig(http://zadig.akeo.ie/)
DLしてきたインストーラーは、実行し、Installを選び、インストール先を指定する程度です。
大概はこれでRTLSDR Scannerが起動するはずですが、必要なライブラリ等がインストールされないケースもあるようです。
その際は、再度インストールし直すか、ググってインストールされてないライブラリを手動で導入する必要があります。

ドライバについては、DLしたZadigを起動し、該当のデバイスを選択(刺したのに出てこない場合は上の「Options」→「List All Devices」を選択)し、WinUSBが選択された状態で「Install」をクリックすればOKです。

最後に、RTLSDR Scannerを起動し、上の「Edit」→「Devices...」で使用するドングルが選択されてるのを確認した上で、エラーが出ずに測定できれば導入成功です。

  • アップデートに関して
「Help」→「Check for Updates...」で最新版があった場合、下記2方法
  1. 最新インストーラーの「Installation type」で、「Update」を選択して更新
  2. Githubからソースコード一式をDLしてきて、インストール先のソースコード(.pyファイル)と差し替え
個人的には面倒の少ない1番目の方法を推奨します


RTLSDR Scannerの使い方についての記事はそのうち書くかも…

Lenovo ThinkPad x240を購入

大学に進学するにあたり自前のノートPCが必要だと思い、(消費税増税という理由もありましたが)
自分の学科では特に推奨・指定ノートPCを買わせる事は無いようなので、個人的に気になっていたThinkPad X240にしました。
ノートPCを選ぶにあたってのポイントとして、液晶(フルHDかつIPSパネルで13インチ以下)、キーボード(左右Alt&CtrlキーとHome・End・PgUp・PgDnキーが独立してる事かつキーボードバックライト内蔵)という条件の中で、他の候補としては、VAIO Pro 11、Let's note LX,MX,(SX)がありましたが、TrackPointとThinkPadという製品そのものを使ってみたかったという理由でx240となりました。

今回購入したThinkPad X240の構成は、
(加筆予定)

自分では初めてのThinkPadなので、7段キーボード時代、それ以前のIBM時代は知りませんが
X230と変わった点では
プラットフォームがIntel Haswellへ次世代化(メモリスロットは1本シングルチャンネル化orz)
CTOオプションでIPSフルHDタッチパネル液晶が選択できるようになった
タッチパネルは五点タッチパネル化
mSATAとmPCIeはM2スロット化

使ってみた感じでは、ドライバ等の設定(特にUltraNavi)をするまでは使い勝手が悪く感じることもありましたが
タッチパネルとTrackPointの併用で不便を感じることはそれほどありません
ディスプレイは、フルHDタッチパネルなIPSなので視野角によるコントラストの変化が非常に少なく、また、単純な光沢液晶ではなくVAIO程ではないものの低反射フィルムが貼られてるので見やすいかと思います